Born In The 60’s -オヤジの法則-

オヤジだって遠慮せずに今を楽しんでいい。 オヤジだって意地を張らずに弱音吐いていい。

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2006佐渡国際トライアスロン参戦記-バイク編-

2006-09-13-Wed-23:30
いよいよバイクスタート。
190キロは長い。
8時間近くはかかるだろう。
そして一度も走ったことのないコース。
佐渡はアップダウンが多いと聞いているし、
難所が3箇所あるらしい。
だから、できるだけスタミナ温存に努めることにした。
スタートからしばらくは海岸線のほぼ平坦な道が続く。
タイトなコーナーもないのでスピードは出せる。
身体的にもまだまだ元気なのでここは気分良く走れた。
タイムを稼ぐなら今のうちだなとは思ったが後を考えて
できるだけ抑えて走った。
それでも、32~33km/hぐらいは出ていたので、
まあこのぐらいで走れていれば上等だ。

まぶしい太陽に照らされた海岸線の道を颯爽と駆る。
風が心地よい。
知らず知らず笑顔になってくる。
なんて楽しいんだろう。
まだ序盤なのでさすがに周りにも選手がたくさんいる。
びゅんびゅん飛ばして僕を追い抜いて行く人もいれば、
マイペースな人もいる。
そして、僕と同じペースで、ずーっと同じ顔ぶれの人たちも数人いた。

とりあえず最初の難所はZ坂だよな。
どんな坂なんだろ。
ワクワクしていた。
日頃、坂ばかりの大島でトレーニングを積んでいるので、
佐渡の坂がどんなものなのか興味津々なのだ。
でも、いつまで走ってもZ坂は現れない。
まだ、ずっと先なのかな。

40キロ地点でバイクを降りてトイレに入り、
用を足していると隣に別の選手がやってきたので聞いてみた。
Z坂ってまだですか?
うーん、あと25キロぐらい先ですねえ。
そうか、まだ先なのか・・・

トイレを出て膀胱が平静を取り戻したところで、
DHポジションで気持ちよく飛ばしていると、

あ、あれだ。

間違いない。
そう、向かい側から見るとZの形をした坂なのだ。
うんしょ、うんしょ、と選手たちが登っているのが見える。

待ってました!とばかり登りにかかる。
あまりがんばりすぎないように。
先は長いんだから。
それでも、遠慮しいしい4、5人は抜いた。
抜かれることはなかった。
それにしても、Z坂ってZ字の部分が終われば頂上なのかと思ってたのに
その後も結構長い坂が続くのねえ・・・

下りに入ると、今度は先ほど抜いた人たちに抜かれる。
5月の落車事故以来、下り坂のトラウマが未だ消えないのだ。
どうしてもビビッてしまう。
上りで抜いて、下りで抜かれて。
そんなことを繰り返しながら進んでいく。

それにしてもこのコースは本当に気持ちいい。
景観に見とれて自分がレースに出ているということさえ忘れてしまう。
こんな快適なロングライドができるというだけでも幸せなことだ。
そして、このバイクコースで最も美しく印象的だった場所が大野亀だ。
ここはやはりきつい坂があるとは聞いていたが、
登り坂のことなど忘れて、海にそそり立つ巨大な岩山に
囚われたように見入ってしまった。
坂はZ坂より勾配はあるものの、あっという間に終わってしまった感じだ。

大野亀を越え、しばらく走ると鷲崎ASが現れた。
ここで72キロ。
頭の中でぼんやりと浮かぶ佐渡の地図に照らせば、
ここが大佐渡の一番端っこだ。

佐渡のエイドは素晴らしい。
エイドステーションの数十メートルも前に人が待っていて、
こちらが欲しいものを言うと、後方にメガホンでそれを伝える。
エイドではずらーっとたくさんのボランティアの方々が並び、
飲み物や食料を差し出してくれている。
みんな一生懸命に品物を差し出している。
僕はエイドに到着するたびに、あの真剣で温かい目に感動していた。
結局エイドでは水しかもらわなかったんだけど。

補給に関しては、作戦どおりメインはパワージェル入り
グレープフルーツジュースだ。
佐渡のバイクコースはありがたいことに10キロごとに距離表示がある。
僕はその表示が現れるごとに、このスペシャルジュースを飲むことにしていた。
こうすると補給を忘れることはないし、等間隔で摂ることができる。
補給はこれだけで十分だった。
このほかにはSOYJOYを1本、パーフェクトプラスを1袋食べただけ。
バイクが終わったときにはジェットストリームはほとんど空になっていたので、
結果的にはパワージェル15本飲んだことになる。
あとは塩分補給のため練り梅チューブを時々なめた。

100キロ過ぎたあたりからだ。
単調な道が続き、おまけに向かい風で、さすがに疲れが出てきた。
スピードもイマイチ。
まあ、バイクスタートから3時間以上も経過しているし、
そろそろ精神的にも疲れてくる頃なんだよな。
このころになると周りに選手も少なくなってきてなんとなく寂しさが募る。
思えばこの区間が一番つらいといえばつらかった。
でも、集落に入ると沿道から声援を送ってくれる人たちがたくさんいた。
おじいさん、おばあさん、おじさん、おばさん、若い人も、子どもたちも。
この声援が沈みそうになる気持ちをどれほど奮い立たせてくれたことか。
声援をもらうたびに、軽く片手を挙げて、ありがとう、ありがとう、とお礼を言った。

それにしても日差しが強い。
腕や太ももがジリジリ焼けている。
エイドに到着するたびにスポンジをもらって、腕や足、首などに水をかける。
・・・小木はまだか。
最後の難所、小木の坂は。
あれさえ越えれば、もうバイクは終わったようなもんだ。
距離メーターを何度も見ながら、
あと30キロ、あと20キロ・・・・
と、ひたすら小木を待ち続けた。

そして、ついに小木ASが現れた。
ここで冷たい水をもらい、一杯ごくりと飲んで、いよいよ坂だ。
坂がきついせいか急に選手が増えてきたような気がする。
小木の坂は2.2キロ。
これまで抑え気味で走ったおかげで、足にそれほど疲労は感じられない。
まだペダルはクルクル回せた。
ここでも7、8人は抜いただろうか。
でも、バイクはもう終盤。
ランに備えて疲れをためないように慎重に登った。
さすがに160キロ走ったあとの登り坂は多少堪えたが、
なんとかそれほどダメージもなく乗り切った。
やっぱり僕は登りが強くなった・・・ような気がする。

小木で坂は最後だと思ってほっとしていると後で泣きを見る。
小木から数キロ先に最後の最後にもう一箇所1.5キロほどの上り坂があるのだ。
僕は前日の下見で知っていたが、知らないでこの坂にぶち当たると
精神的にかなりめげてしまうらしい。
実は毎年2,3人はここでリタイアしてしまう人がいるということを
前日の下見バスのときに聞いた。

さ、この坂さえ終わればほんとにほんとにフィニッシュまで
まっしぐらだ。
真野の町を走っていると左手に大きく湾になった海が顔を覗かせ、
その海を挟んだ向かい側に佐和田の海水浴場が見える。
やっとここまで来たんだ、という思いと、
まだ、あんな遠くなのかという思いが交錯する。

最後のひと踏ん張りでぺダルを回す。
周囲が次第に見慣れた風景になってくる。
最後に細い路地をくねくね進むとトランジッションエリアだ。

そして、ついにバイクフィニッシュ!

バイクスタートからフィニッシュまでのタイムは7時間10分。
やった!
これも自らの予想タイムより相当いい。
スイムに引き続き、バイクでも予想外の健闘で大大満足だ。
しかも足はまだ残っているようだ。

ラックにバイクを収めると、更衣室に向かった。
パンツをユニクロのボディテックショートスパッツに履きかえた。
お値段は安いけど、これは絶対いいのだ。走りやすくて疲れにくい。
トレーニングで実証済みだ。
バックポケットに練り梅チューブを1本突っ込み準備オッケー。

でもここで・・・
呼吸を整え、心を静めて、自分を一度リセットさせる。

よし!
最後の種目、ランだ。
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COMMENT



2006-09-14-Thu-02:06
BIKEも無事クリアしたようですね。
大島でやっていれば佐渡は楽勝・・・なんて以前書いたと思いますが、筆島の5kmに比べれば、小木の2kmはどうってことなかったと思います。
でも、佐渡はそこからが結構長く感じますよね。コースも変化がなくなるし、佐和田が見えてるのになかなか近づかないもどかしさ。。。う~んやっぱり懐かしい。

TモータースのMさん、勿論知ってますよ。第1回から出ている方ですので。
郵便局のYさん、高校の陸上部監督だったH先生は今でも出ているのでしょうか?。

私も、今年は故障でやめましたが、来年の大島は是非出たいと思っております。2000年の佐渡B以来になりますが。

そういえば、パブリックマラソンも長い歴史に幕を下ろすそうですね。以前10kmに出たことがあります。
つくばのフルと同日で、どちらにしようかなと思案しております。






2006-09-14-Thu-08:47
気持ちにゆとりがあるのが感じられます。
大島での普段のコースで鍛えられた賜物なのでしょうか?
majanさんみたいに190kmを平常心でこなせるようになりたいものです。

ケイチョ

2006-09-14-Thu-08:52
僕は佐渡が初ロングで
結構あまくみてて、
補給もスポーツドリンクだけのバイクだったんです。
だから、120キロ過ぎから明らかにスタミナ切れで、
小木の坂なんて、ほんと泣いてしまいそうなくらいでした。
1回登って、下って、大きな橋を渡ってまた少し登るころ、
残り40キロをきったあたりでは、後続にばしばし抜かれました。
海岸線沿いにでて何とか持ち直しましたが、
バイクは辛い思い出しかありません。

最近は練習でも峠ライドを頻繁にやるし、
アイアンマンジャパンでも
佐渡に比べれば坂も全然楽に感じました。
でも、五島の坂のほうが辛いと、
みんなが口をそろえて言いうので
本当かなぁ、と思っていたのでした。

やっぱり僕も少しは坂に強くなったのですかね。

2006-09-14-Thu-18:28
>さむさん
えっ?パブリックマラソンなくなるんですか。
知らなかった。島民のくせに。

ところで、郵便局のYさん、高校の陸上部監督だったH先生
の噂は聞いたことはありますが、レースには出ているのかどうか
ちょっとわかりません。すいません。
ぜひ、さむさんも来年こそは。
ブランクがあってもショートですから大丈夫ですよね。

>CHIXIさん
平常心といっても、190キロですから、
いろいろと心乱されましたよ。
CHIXIさんはスイムが好きでバイクが嫌い、
僕はバイクが好きでスイムが嫌い(笑)
ま、僕の場合はヘタの横好きといったところですが。

>ケイチョさん
五島の坂が佐渡よりも楽に感じたのではなく、
ケイチョさんの登りの実力がついたってことでしょうね。
僕も峠での練習は大事だとつくづく思いました。
友人がトラの先輩に、どうしたらバイクに強くなれるかと
尋ねたら、
ただ一言「峠だよ」
って言われたそうです。

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