Born In The 60’s -オヤジの法則-

オヤジだって遠慮せずに今を楽しんでいい。 オヤジだって意地を張らずに弱音吐いていい。

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2006佐渡国際トライアスロン参戦記-スイム編-

2006-09-11-Mon-18:23
3時起床の予定が2時30分に目覚めてしまった。
やはり多少の緊張があるのだろうか。
このままでは睡眠時間が4時間ほどだ。ちと少ない。
あと30分もしくは1時間ほど寝てしまおうかと迷ったが、
結局あきらめて起きることにした。

まだ、周りの人たちは寝ているので音を立てないように
そろーっと準備を開始した。
でも、3時を過ぎる頃には、ひとりまたひとりと床を出て、
それぞれが、そろーっと準備を始めた。
ただし、Bタイプに出場する人たちはまだ寝ている。
スタート時間が我々よりも1時間遅いのだ。 僕は補給の最終セット。
2本のボトルのうち、1本にはトリプルカーボ、もう1本にはただの水を入れた。
そして、ジェットストリームには今回の補給の目玉!
パワージェル(ライムレモン味)15本をグレープフルーツジュースに溶かす。
パワージェルだけでかなりな量になるが、それでもジュースのおかげで
思ったほどドロドロにはなっていない。
味もまずますだ。

4時30分ごろ宿を出る。
外はまだ真っ暗。
街灯もないので本当に真っ暗。
それでも、トランジッションエリアでセッティングをしていると、
日の出の方向にほのかに薄明かりが。

暗い中でのセッティングを終えたところでゴン太さんに再会。
さすがゴン太さん。
セッティングも最終登録もとっくに終えていた。
僕も急いで体育館に行き、最終登録を済ませる。
と、ここでannさんにも再会。
握手でお互いの健闘を誓い合う。

スイム会場に向かう頃にはすっかり日は昇り、空には雲ひとつない。
快晴だ。
うれしい。
たとえ暑くなろうとも、やっぱり快晴がいい。
せっかく佐渡まで来たのだから、晴天の中で大自然を楽しみたい。

スタート時間が迫る。
海は前日と同様波はない。
絶好のコンディションだ。
赤いスイムキャップを被った猛者たちがスタートラインに並ぶ。
泳力に自信のない僕はもちろん最後列。
コースを示すブイは遥か彼方まで続き、その先は見えない。

あんな遠くまで泳ぐのか・・・

3.8キロ。
僕の日頃の状況からいって、1時間40分切るか切らないかというところだろう。
もし、1時間30分切るようなことになれば万々歳だけど。

スタート30秒前。
なぜか僕の心は静かだった。
不思議だ。
いつもならスタート前は心臓バクバクのはずなのに。
緊張もしていないし、不安もないし、やってやるぞという気負いもない。
まるで湖の水面のように静かだった。

そしてスタート!

一斉にバシャバシャと泳ぎ始めるのではない。
遠浅の海なので先頭グループはスタートと同時に走り始めたが、
大半の選手たちはとりあえず歩き始める。
僕もぎりぎりまで歩き、水深が腰の上あたりになってようやく頭から
ザブン!と飛び込み、泳ぎ始めた。

バトルはそれほど激しくないものの、やはり存在した。
乗っかったり乗っかられたり、蹴ったり蹴られたり。
なるべく避けようと集団から離れようとするが、なぜだかまた巻き込まれてしまう。
それでも100メートルほども泳ぐと次第にバラけてきて、もうバトルはなくなった。

僕は僕で200~300メートル泳いだあたりでようやく落ち着きを取り戻し、
自分のペース、要するにゆっくりゆったりペースで泳げるようになった。
ただ、僕のオープンウォーターでの最大の弱点、それは真っ直ぐ泳げないということ、
これが今回も非常に苦労した点だ。
数ストロークごとにルックアップするのだが、そのたびに方向修正をしなければならない。
今度は右、あ、しまった今度は左だ。
こんな具合。
上から見たらジグザグに泳いでいるのがわかるはず。
とにかく蛇行してしまうのだ。
そういうわけで、これがものすごくストレスになった。
去年の大島大会のスイムでコースを大幅に外れたため、
ずいぶんとタイムロスをしてしまった苦い経験があるのだ。
だから今回はコースを外れていないか、そればかりが気になって仕方がなかった。

まあ、そんなこんなで第1ブイを目指す。
ブイが見えないので、とりあえず人が泳ぐ方向に泳いでいく。
遠くのほうに黄色いポールのようなものが立てに浮いている。
みんなそちらの方向に向かっているようなので、
僕もあのポールを目標に泳いだ。
かなり長いポールなのでとても見やすく目標にしやすい。
と思っているうちにポール付近まで来ると、
みんなここで右にターンしているではないか。
なんとどうやらこのポールが第1ブイだったのだ。
てっきりブイは三角形なのかと思っていた。
とにかく、とりあえずはスタートから1.3キロを無事に泳いだ。

この第1ブイを周るとさらに1.1キロ泳いだところに第2ブイがあり、
それを周ればあとは陸に向かってさらに1.4キロ泳げばフィニッシュである。
第1ブイを周ると、そこからは周りにも人が少なくなり、
大海にただひとり、ほんとにのーんびり泳いだ。
空は青く、水は澄み、全く疲れもないし、とても気持ちよかった。

・・・とは言うものの、やっぱり、しばらくすると段々飽きてくる。
第2ブイはまだかよー。
何度も前方を見るが全くブイは視界に入ってこない。
疲れはないのだが、さすがに2キロ以上も泳いでいると飽きがくる。
第2ブイ、第2ブイ・・・
相変わらずコースを外れないように神経質に位置を確認する。
無心の境地に陥りかけた頃、ついにブイが見えてきた。
やった。
見えたと思うと、あっという間にブイにたどり着いた。

第2ブイをターンして、あとは陸を目指すのみだ。
遥か前方に陸地が見える。
遥か前方だけど・・・
それでも、ゴールが見えると精神的には随分持ち直せる。
陸地はかなり近くに迫ってきているのに、それからが長かった。
本当に進んでいるのかよ・・・と疑ってしまうほど一向に近づかない。

フィニッシュはまだか、フィニッシュはまだか・・・
相変わらずジグザグと泳ぐ。
息継ぎのたびに右目の上方に燦燦と輝く太陽がまぶしい。
海の底が次第に近づいてくるのがわかる。

そして、陸はすぐそばだ。
立ち上がり歩いている人が見え始める。
底の砂地がすぐそばまでになってきた。

もう、立ってみてもいいかな・・・

泳ぐのを止め、立ってみる。
なんだ、水深はもう膝の辺りだ。
ジャバジャバと水の中を歩き、ようやくフィニッシュ!
いやあ、終わった終わった。
もっとも苦手なスイムが終わった。
これで僕にとってはレースの大半は終わってしまったようなもんだ。

かなり蛇行したから、タイムは期待できないな。
左腕のタイメックスを見てみる。

・・・?!

1時間22分!

すげっ!

やった!

なんだよ、嬉しい大誤算だ。
もう、今日のレースはこれだけで十分満足だ。
顔が思わずほころんでしまうのを抑えきれないまま、
メット、サングラス、グローブ、ソックス、シューズを身につけ、
ウェアのポケットには練り梅チューブを入れてバイクを押し始めた。

トランジッションエリアを出ると、いよいよバイクパートのスタート。
スイムのタイムが良かったことに気を良くしての、190キロの長い長い旅が始まった。



このレースで残念ながら一人のアスリートが亡くなられました。
僕と同じようにこの日のために日々一生懸命トレーニングを積み、
佐渡完走に思いを馳せ続けてきたのだと思います。
いわば僕らの同士であり戦友です。
それを思うと今回の事故は悲しくてなりません。
亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
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COMMENT



2006-09-12-Tue-01:20
先日はsyusyuの名で書き込んでしまい。すみませんでした。大島出身のトライアスリート(休業中)さむです。
参戦記を見させていただくと、私が初めて出た91年のレースを昨日のことのように思い出します。懐かしい!。

初の佐渡は楽しく過ごせたようですね。何よりです。
我が大島との差は、その歓迎の雰囲気でしょうね。大島も最初の頃は物珍しさか、全島挙げての歓迎ムードでした。
でも、日本選手権の冠が取れ、コースも大島一周から元町~野田浜周回になり、島の人の関心も次第に薄れてきたように感じます。

まあ、トラ人口の減少もあり仕方のないことかも知れませんが、佐渡が全島挙げて歓迎してくれてるって雰囲気は、選手を力付けてくれること間違いなしですよね。

大島も、そうしなければとは思うのですが、私の力では、仲間の選手を数名送り込むのが精一杯という状況です。
(ここ何年もレースに出ていませんし…)

この辺は大島の”島民性”とでも言えましょうか、佐渡とは違いがありますね。

ショート2回で佐渡A挑戦は無謀?そんなことは無いと思います。ちゃんとロングの練習さえしていれば。
私も3レース目が宮古島でしたが、早めにロングをやって良かったと思っています。

ただ、佐渡Aに出てしまうと、その後の目標をどうするか、で迷いましたけど。
タイムをつめて、ハワイとするか、ショート(大島)やミドル(佐渡B)にするか。

結局、他のスポーツ(スキー)との兼ね合いで、後者にしましたが、練習に時間がかかるロングを長く続けるのは大変ですよね。
毎年、佐渡Aに出ている方はすばらしいと思います。

この辺は、また書かせていただきます。


ケイチョ

2006-09-12-Tue-08:33
来年の目標の一つに
スイム最前列スタートを入れておいてください(笑)
タイムをもう1,2分縮められますから。

多少の蛇行や大回りはさほどロスにならないと思います。
(特にロングでは)泳ぐ距離はそれほど変わらないはずですよ。
仮に地球の円周とおなじ40000キロのコースがあったとして、
最短の円周上を行くのと、円周から外側1メートルのところを行くのとで、
どれだけの差が出るかというと
たったの4,5mです。
40000キロで4,5mということは
4キロ弱のスイムコースでは差は微々たるもの。
バトルのある集団を避けた方が良いくらいです。

だから自分の泳ぎやすいルートを行くのがベストです。

2006-09-12-Tue-08:38
スイムラップがいいとホントに機嫌よくバイクに移れますよね。
しかし3.8kmってやっぱ長いんですね。
泳力だけじゃなくて色々な要素が必要なんだなと感じました。
天国に召された選手のご冥福をお祈りします。

2006-09-12-Tue-21:40
>さむさん
やっぱりさむさんだったんですね。
良かった人違いでなくて。
大島トライアスロンはバイクコースに難がありますね。
島一周コース復活してもらいたいものです。
さむさんは復活しないのですか?
ところで、佐渡にバイクを送るためのダンボールを
Tモータースにもらいにいったときに、
ベテラントライアスリートMさんとお話をしました。
ご存知ですか?
Mさん、毎日黙々とトレーニングしてます。

>ケイチョさん
なーるほど。
わかったような、わからないような(笑)
でも、確かに4キロにもなると多少の蛇行は
あまり問題にならなさそうです。
実際、いいタイムがでましたから。
でもルックアップがあんまり多いのは
タイムロスになりますね。

>CHIXIさん
ほんとにいい気分でバイクに移れました。
スイムは距離が長くなればなるほど
他の種目に比べて練習量に見合うほどの差が
出ないような気がするんです。
もともと苦手なのもあるけど、
ますますスイムの練習量は減っていきそうな気がします。

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